推命一例1

1985年7月1日10時44分 男性　辰巳空亡

年：乙丑　偏財　養　偏印

月：壬午　傷官　病　偏官

日：辛丑　　　　養　偏印

時：癸巳　食神　死　正官

飲食店を経営する男性です。

引き継がれる運

年柱偏財偏印で祖父母は争うことを好まなかった人です。

父親も地支に官空亡で負けず嫌いはありますが表には出さず、社会や人と争う勝ち負けの価値観はあまり持っていません。

天干に傷官と偏財があることからも経済的観念があり金を稼ぐ先見性がありますので、競争して勝ち取ることはせず、道徳倫理心を持ち金を得る商才があります。

偏印官星空亡は祖母も母親も社会の厳しさを教えることはせず、心を大切に育てたものです。

印星空亡で本人は早くから母親の元を離れることとなり、また同居すると問題が起こります。

仕事運

新しいものを追い求める研究職は向いていますが、先見性がありますので上からの指示に疑問を持ち、また他社との競争は好みませんので独立起業することで開運します。

道徳倫理心が強く他を押し退けることはなく、敵を作らず金を得る成財格の性質が働きます。

こだわりある仕事をしますが官印星空亡、物事の両面を見ずに判断する杜撰さがありますので抜け目がないよう用心が必要です。

また一つに追求・投資するのではなく、二つから金が入る仕組み・気を分散させる先を作ることで精神生活両面が成り立つ人です。

時柱食神官星空亡で晩年得るものは少なくなりますが、食神官星空亡に見合った環境に身を置くことで落ち着きます。

対人関係

基本的に争いを嫌い敵を作らず相手を気遣いますが、官空亡で義理を欠き突き放すもの言いから仕事上トラブルが起こることがあります。

傷官が巡ると説明のつかない不安で他者を疑い問い詰めることがあります。

非常に細かく分析しますので内面素直に相手を認められない面があります。

金運

若い頃から金を稼ぐことを考えた人です。

非常に思考深く一般知識では納得できない性質ですので行動性に欠け、30歳位までは答えの見えない暗闇の中で迷い続けます。

そこで体験する失望・失敗が人の心の動きを捉え財をお越します。

基本的には合理的で無駄を嫌いますので手堅くやりますが、30～45歳位までお金の出入りは激しくなり苦労します。

偏財星で常に金を回し経済より見た目を気にするところから儲けは少ないです。

あれもこれも必要と複数のことを考え定まらずに手を出すため金遣いが荒い面があります。

恋愛運

相手の心を疑い自身の心を相手の想いと錯覚するところから、30歳くらいまでは心が安心する恋愛は難しく失望が付き纏います。

暴力性が薄く優しい印象を与えるため別れた女性から向けられる念が記憶され、常に意識に複数の女性が存在しますので一人に絞ることが難しくなります。

無意識に相手の心を捉えるため気軽な関係を持つことはないのですが、官空亡で気が慣れると刺激を求め目移りするところがあり、責任を取るようなことからは逃れようとします。

辛と成財格が自身の思考を正として押し通しますので付合う女性には我儘と写ります。

結婚運

午が丑を起こしますので妻にした女性は家族に好まれる運命的なものがあります。

妻は偏印にあたりますので色々とアドバイスし、心の苦しみを取ってくれるようなタイプの女性と結婚することとなります。

傷官で妻を気遣い過ぎて気疲れすることが起こります。

子供運

時柱食神で本人は子供達に色々と与えますが、官空亡で将来も何らかの形で手助けすることがあります。

本人自身も子供を頼らず早くから自立を促し離れさせ、後継にすることは考えません。

※上記は学問であり推命の一部であり実際の鑑定でお伝えする内容とは異なります

※運命を変えるには記憶の解除が必要です